AIで作ったものは、誰が買う?「制作」より先に考えたいこと。

文章・画像・動画・資料。それぞれの制作物を、買い手の目的から整理する。

HITOHABA. / JOURNAL03

「AIで画像が作れる」「動画も作れる」「Webサイトだって作れる」。選択肢が増えれば増えるほど、何を副業にするか迷ってしまう。

そんなとき、制作技術を基準に考えると行き詰まりやすい。制作物ではなく、買う人の目的で整理してみよう。

文章:文字そのものより、伝わること

AIが文章を書けるからといって、あらゆる文章が売れるわけではない。例えば店の紹介文なら、店の魅力が初めての人に伝わることに価値がある。

ただし、サービス内容を正確に理解していない文章は逆効果だ。営業時間、料金、立地などの事実確認が欠かせない。

文章を売るなら、「500文字を書く」より「初めての人に分かる案内文に整える」という成果の方が、依頼内容として明確になる。

画像:きれいさより、使えること

きれいな画像が短時間で作れる時代に、画像そのものの希少性は変わっている。

一方で、SNS投稿用のサイズに整える、文字を読みやすく配置する、ブランドの雰囲気を合わせるといった作業は残る。商用利用できる素材か、他者の権利を侵害していないかも確認が必要だ。

「何に使う画像なのか」を先に聞くことが、単なる生成との差になる。

動画:編集よりも、見る人への設計

動画の字幕やカット、構成案の作成など、AIで助けられる場面は増えている。ただし、視聴者に何を伝えるか、素材の許諾は取れているか、最後まで見てもらえる流れになっているかは別の仕事だ。

動画を量産することより、一本の目的を明確にすることが先になる。

Web・資料:完成させるだけでは終わらない

Webサイトや資料も同じだ。AIで初稿ができても、使う人が迷わない構成、更新しやすさ、正確な内容、端末ごとの表示確認が必要になる。

副業として請け負うなら、修正回数や納品形式、公開後の対応範囲まで決めておこう。作る時間だけで価格を決めると、後から負担が膨らみやすい。

買い手を確かめる三つの問い

自分が興味のある制作物について、次を考えてみよう。

  1. 誰が、いま、その作業に時間やお金を使っているか。
  2. AIを使うことで、買い手の何が改善するか。
  3. 自分が提供する部分は、買い手がAIに直接頼む場合とどう違うか。

三つ目に答えられないなら、まずは試作品を作って評価をもらう段階かもしれない。

「AIでできること」のリストは増え続ける。でも、お金が動く理由は、誰かの不便を減らすことから探す方が堅実だ。

HITOHABA.

今の暮らしに、もうひと幅の可能性を。

CONTINUE READING
次に読む記事AI副業を始める最初の30日。売上より先に確かめたいこと。